近年、LGBTという言葉をよく耳にするようになってきました。性的マイノリティーを限定的に指す言葉として使用されているLGBTですが、言葉だけが一人歩きしてしまっており、その内容をしっかりと把握できている方は少ないようです。
2014年にインドでこのLGBTに関連する、「第三の性」が法的に認められました。インドだけでなく、パキスタン、ネパールなど南アジアの国々で、男女の枠を超えた「第三の性」の存在を、法的に認める動きが広がっています。パスポートなどの性別欄に「M(男性)」「F(女性)」に加えて「T(トランスジェンダー)」「O(その他)」という表記が可能になっているのだそうです。このように、近年は性の多様化を理解することが重要となってきています。
そのため、我々はしっかりとLGBTというものについて理解を深めていく必要があるのです。今回、LGBTの解説はもちろん、ホモやゲイ、さらにはバイセクシュアル、おねえ、オカマなどの言葉について詳しく説明をしていこうと思います。
ホモとゲイの違いとは?
ホモとは
ホモという言葉は、差別的な意味合いでテレビのお笑い番組などで使用されていたため、テレビ界が造り上げた造語のように感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、ホモの語源は「ホモセクシュアル(Homosexual)」の略称であり、本来の意味は、男性女性問わず、同性愛者全般を指します。
但し、今日の日本では男性同性愛者への蔑称の意味合いが強いようです。どうしてそのような印象になったのかについては、後述します。
一方、ゲイは男性同性愛者の意味合いで使ってもまず問題ないと思いますが、主に英語圏においては、ゲイは「同性愛者全般」の意味で使われることもあるそうです。
ホモとゲイは、同じ意味合いのように思われるかもしれませんが、実際は微妙に違うのです。
ゲイとホモは背景が違う
ゲイとホモの違いについては、難しい部分があるのですが、ホモの場合は差別的、中傷の対象で使われてきた言葉としての背景があります。
前述のように、ホモの語源はホモセクシャルから来ていると思われます。したがって2つの言葉の意味は同じではありますが、日本ではいつ頃からかは不明ですが、お笑い番組やドラマ、映像等でクネクネしたしぐさで気味が悪いようなイメージで描かれていることが多く、その差別的・嘲笑的なイメージがテレビを通して拡散されてしまったように思われます。
最近は、性的少数者の人々を容認する社会になりつつあり、ホモと言う言葉の使用も自粛されるようになって来たようです。
一方、ゲイは外見的には筋肉質の男性的な体つきであり、しぐさ等もホモの様に描かれないため、カミングアウトしなければ周囲も気づかないというようなイメージで描かれることが多く、ホモよりは侮辱的なイメージでは描かれていません。
つまり、それらのカテゴリがそう呼ばれている理由の背景こそが、ホモとゲイの明確な差であるということなのです。
バイセクシュアルって何?
ホモやゲイについてお伝えしてきましたが、バイセクシュアルという言葉もよく見聞きするかもしれません。「彼は、バイだ」などと使われたりしているバイセクシュアルですが、一体どのようなカテゴリなのかを詳しく説明していきましょう。
異性、同性共に愛する
バイセクシュアルが、ほかのLGBTの中で最も異なっている点としては、同性愛者でありながらも、異性も愛するという特徴を持っています。性的指向が同性・異性、両方に向かっているということです。
例えば、バイセクシュアルの男性がいたとした場合、彼は同性の相手も好きになってしまいますが、同様に女性に対しても恋愛感情を持ってしまうという性質を持つわけです。しかし、バイセクシュアルの場合の恋愛傾向はやや通常の人とは異なる部分があるようです。
タイプが合致すれば良い
あなたが男性だったとして、「優しい人が好き」という希望を持っていたとします。当然ですが、恋愛対象が女性であれば、女性の中から自分のタイプを探し出すと思います。
しかし、バイセクシュアルの場合は少し感覚が違います。男性、女性共に恋愛感情を持つのですが、男性の場合はこんなタイプとか、女性の場合はこんなタイプとか、そういった性別に限定したうえで自分の好みタイプの人物を恋愛対象に選んではいないのです。
つまり、「優しい人が好き」という基準があった場合、その基準に合致していれば、男性でも女性でも性別は関係がないということです。
男女関係が難しくなるケースも
ある意味では、バイセクシュアルは恋愛対象に限定的なものがなく、異性としてはもちろんですが、根源的に“人”を愛することができる特別な能力を持っていると考えられます。
ただし、バイセクシュアルは女性と結婚した後、別の男性に心が惹かれてしまう、ということもあるようです。通常のケースだと女性と結婚した後に、ほかの女性に恋をした場合は婚姻関係を解消するような事態になる危険性がありますが、バイセクシュアルの場合は配偶者の理解があれば、所謂三角関係を続けられる場合もある、ということなのです。
事実、国内にも結婚をしていながらも、同性との関係を続けており、配偶者自体もそれを容認しているという事例も存在しているそうです。バイセクシュアルは、男女問わずタイプで恋愛対象を探すため、こういった難しい軋轢も起きてしまう、ということなのです。
「同性の出会いがない・・・」そう思っている同性愛者の方も多いのではないでしょうか。実はそんなこともなく、同性同士でも出会えるアプリがあるんです。今回は同性でも出会えるアプリ「マッチドットコム」の紹介と、どのように出会えばいいか、便利な機能を紹介していきます。
オネエとオカマの違いとは?
数年前では考えられませんでしたが、日本のテレビでもオネエ系タレントと呼ばれているような方が多く出演するようになりました。性的マイノリティを理解する上での一助になっているかもしれませんが、一方で、揶揄するイメージとつながり、笑いの対象とするような雰囲気も醸成してしまう側面もあるようです。
社会が寛容になってきた現れなのかもしれませんが、その中でも未だ理解が進んでいない部分が、「オネエ」と「オカマ」、さらにはニューハーフの違いです。ただ呼び名が違っているようにも感じますが、細分化していくとその定義は根源が違っており、一括りに扱うものでは無いということがわかります。一体、「オネエ」と「オカマ」、「ニューハーフ」の違いはどこにあるのでしょうか。
「オネエ」とは?
「あいつは、オネエだ」とか、「オネエ系だ」とか、普段の会話のなかで自然と我々は「オネエ」という単語を使うようになってきています。
オネエ系のタレントというのは、基本的には体は男性のままでありながらも、言葉使い、所作、服装などが女性的である人のことを指しています。もちろん、服装に関しては男性的ですが、所作や言葉使いが女性的な方もオネエに含まれています。中には、性転換手術を受け、女性になった人もいるようですが、必ずしもゲイ(男性同性愛者)とは限りません。
さらに、傾向としては心が女性であることからも、男性を恋愛対象として見ていることが多くあります。「オネエ」を定義するポイントは、心は女性ですが、体は男性というところでしょう。
「オカマ」とは?
オカマは、ホモなどと同様に差別的要素を含んで使用されることが多い言葉です。かつては女装する男娼への蔑称で非常に限定的に使われていたようですが、近年、女装しないゲイ(男性同性愛者)や異性愛男性を含む、女性的なしぐさや声音の男性全体への蔑称となっているようです。
ちなみに、男性の尻部を「かま(釜)」と見立てた異名とし、男性同士の性的行為が行われた場合、「オカマを掘る」と呼んだことが語源とされています。
差別的に使用されていることだけではなく、当人が自嘲しつつ、使用したりと、決して良いイメージで使用されてはおらず、今はあまり聞かなくなりました。
さて、オネエとオカマの大きな違いですが、オネエ(心は女性、身体は男性)は、女性的な所作や言葉遣いをしている男性を指すのに対し、オカマは男性同性愛者を指す言葉と言っても良いと思います。
「ニューハーフ」とは?
では、加えてニューハーフについても考えていきましょう。ニューハーフの定義は、女装した男性。また、性転換した元男性のこと。オネエとは違い、ニューハーフ最大の特徴は男性として生まれながらも、性転換手術を受けて女性として生きているケースや手術は受けずに、心は女性であり美しくありたいと願い行動している同性愛者という部分です。稀に、顔や体のラインも含めて、どこから見ても女性にしか見えないような方もいます。
ちなみに呼称は、new と half を併せた和製英語とされています。
まとめてみると、ゲイは男性らしさを磨く同性愛者であり、ニューハーフは身も心も女性となった同性愛者ということです。つまり、性転換したニューハーフに向かって、「オネエ」「オカマ」と呼ぶのも、違っているということになります。
名古屋のおすすめゲイバー、おかまバーを10件ご紹介します。MIXバーや観光バーなので、女性やノーマルな男性も来店することができます。名古屋はおかまバーやゲイバーが多く存在します。ゲイバーで楽しい名古屋の夜を過ごしましょう!
同性愛用語(LGBT)の解説
さて、ここまで、ゲイやホモなどについてを解説してきました。最後に、LGBT用語についてを解説していきます。
LGBTの解説
LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとった用語ですが、その中にはさまざまな性格があり、細分化されていますので、ここでは、主に同性愛用語について解説をしていきます。
Aセクシャル(アセクシャル)
男性、女性共に性愛の対象にはせず、恋愛欲求、性的欲求が少ない、または性的欲求を持たない人を指します。
ノンケ
ノンケとは、女性が好きな男性、男性が好きな女性といったように、異性を主に恋愛対象として見ている人たちを指します。また、ヘテロセクシャル(異性愛)とも呼ばれています。また、自ら、同性愛者であるとは思わなかったが、時間が経つにつれて自らが同性愛者であることがわかることもあるようです。
ニュートラル
男性役、女性役などにこだわらず、同性愛者でどちらの役回りもできる方を指して使われている用語です。
ノンセクシャル
あまり、LGBT用語の中にカテゴライズされていない人を指して使われている言葉です。同性愛者でありながらも、異性も愛し、さらにはゲイ、オカマ、などに縛られない自然な状態で人を愛することができる性格とされています。
スカタチ
レズには、タチ(男役)とネコ(女役)が存在しますが、タチでありながらも男性らしいファッションではなくスカートを穿いているような人は「スカタチ」と呼ばれています。
ズボネコ
こちらは、スカタチの逆であり、ネコでありながらも男性らしい服装をしている人を指して使われています。俗語であるが故に、あまり歓迎されていない用語です。
トランス・ヴェスタイト
変身願望がある人を指します。男性でありながらも、その性別に違和感を抱いて女性的なファッションをする、またはしたいと思っている人を指しています。
トランス・セクシュアル
体の性と性自認(心の性)の不一致を強く感じている人たちのことで、体と心を一致させるために形成外科的手術やホルモン剤投与などを強く望む人たちを指します。
ポリガミー
複数の人物と付き合いたいと思っている方を指している用語です。
モノガミー
ポリガミーの逆で、特定の恋人(同性愛者)と付き合っていきたいと思っている方を指して使われている用語です。
「同性の出会いがない・・・」そう思っている同性愛者の方も多いのではないでしょうか。実はそんなこともなく、同性同士でも出会えるアプリがあるんです。今回は同性でも出会えるアプリ「マッチドットコム」の紹介と、どのように出会えばいいか、便利な機能を紹介していきます。
まとめ
LGBTなどの性的マイノリティーの方々は、一部で理解が進んでいながらも、まだまだ社会的には生きづらさを感じざるを得ない状況が続いています。
一つの何気ない言葉が人を傷つけることがあります。表面的なことだけではなく、しっかりと基礎を学び、さまざまな多様性を認めていくことが先進国のあるべき姿です。ぜひ、今後もLGBTについて知り、理解を深めていきましょう。