見た目は女性になれても、声だけが女性のようになれずに悩んでいる…という人は多くいます。声は変装も化粧もできません。生まれ持った声帯を変えない限りは、声質も変わらないのです。
でも諦める必要はありません。手術をする必要もありません。男性でも練習次第で女声になることができるのです。今回は女声の出し方や練習法を紹介していきます。どれも簡単な方法なので、自分に合った練習を見つけてみてください。
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女声の出し方~基本4選
女声の出し方にはコツがあります。まずは基本の女声の出し方から紹介していきます。基本さえ抑えれば、あとは練習あるのみです。
■基本1:自分の声の本質を知る
人は無意識に声を作って話しています。地声で生活している人は少なく、そもそも地声を知らないという人も多いでしょう。そこでまず自分の声の本質を知りましょう。そうすることで、声の出し方や練習方法も異なってきます。
地声を知る方法は簡単です。まず息を「ふー」と口から吐き出します。そして吸う前に「あ・い・う・え・お」と大きな声を出してみましょう。この時の声が自分の声の本質である地声です。
思ったより高かったという人は、地声が女声に近いという人です。自分の想像よりも低かった人は、生活の中で女声に近づくように声を作っていたのかもしれません。
■基本2:息を吹くイメージで軽い声を出す
女声を出す時には、力を入れないようにするのがポイントです。喉に負担をかけずに、喉に空気を通して、息を吹くようなイメージで軽く声を発してみましょう。
一度口笛を吹くように口をつぼませて「ピューピュー」と繰り返し声を出してみてください。自分が笛になったようなイメージです。
目線を数十メートル先にして、遠くに声を響かせるようにしましょう。力を入れずに息を吹くのが女声の基本の出し方になります。
■基本3:ヘッドボイスを意識する
ヘッドボイスとは、息漏れのしていない柔らかい裏声のことをいいます。音楽の専門用語で主にクラシックで高音を担当している人が使用します。
声帯を開いて、息漏れやきんきんと甲高い声にならないようにするのがポイントです。ヘッドボイスを出すには、あくびをイメージして声を出すと良いでしょう。あくびをするように口を大きく開けて声を出してみてください。
その中で息漏れするような「スー」という感覚を少しでも減らせるように口の筋肉を調整して声を出してみてください。
■基本4:裏声を使う
カラオケで高い音域を歌う時には、裏声を使います。女声は基本的には地声ではなく、裏声をアレンジしたものになります。そこで自分の裏声の出し方を覚えておくと良いでしょう。
最初はカラオケで裏声を使うような歌を選曲して練習してみましょう。その後は、歌でなくても裏声を出せるようにしておくと女声を自然に出すことができるようになります。
女声の出し方~テクニック3選
基本を学んだところで、続いてはテクニック編です。基本の女声の出し方では、声帯を女声に近づけることをお伝えしました。でもどんなに声帯が女声に近づいても、女性らしさが声や音に含まれていなければ、美しい声には聞こえません。
ここからが差が出るポイントです。女声の出し方のテクニックを覚えていきましょう。
■テクニック1:声に優しさと柔らかさを出す
声も生き物だと思ってください。同じ文章でも気持ちを込めて読むと心に響きます。反対に棒読みでは何も感じません。この差は声の抑揚やニュアンスが作り出すものです。
女声が出せるようになったら、女性らしい優しさと柔らかさを声に加えましょう。このテクニックは、色気を声に出すことをイメージすると良いでしょう。声に色気を出すためには、話している時に鼻から少し息を抜くことを意識してみてください。
「うふん」と何回か鼻から息を抜いて発音してみてください。その意識のまま他の言葉も練習してみましょう。
また落ち着いてゆっくりと、抑揚をつけて話すのも女声のポイントです。
■テクニック2:裏声をコントロールする
裏声は一定の音しか出せないという人も多いでしょう。しかしそれでは裏声を使った時に不自然な話し方になってしまいます。自然に話すためには、裏声をコントロールすることが大切です。
裏声をコントロールするとは、裏声で全ての音程をとれるということです。これはカラオケで多くの女性の曲を歌いこなすことで取得できます。裏声をコントロールして声に抑揚や高低をつけられるようにしてみましょう。
■テクニック3:言葉使いや語尾に気をつける
どんなに綺麗な女声を出すことができても、話す言葉が汚いのでは意味がありません。言葉使いや語尾の使い方に気をつけて話すようにしましょう。
「~よね」「~だわ」「~かしら」と言うように女性の話し方には特徴となる言葉が入ります。これらの用語を頭に入れて自然と使えるように覚えておくと良いでしょう。
女声の練習法~基本3選
ここからは具体的な練習法を紹介していきます。声が低くて悩んでいる人でも練習によって、女声を出すことは可能です。いくつか練習法を紹介しますので、自分に合った練習法から始めてみてください。
■基本練習法1:発声練習
まずは発声練習を重ねていきましょう。
先ほど紹介した地声を出す方法で「アー」と大きな声でお腹から声を出します。続いては、裏声で同じように「アー」と大きな声で発声します。この時、自分が出せる最大限の高さまで声をあげてください。
そこから「エー」「ラー」と裏声で音を変えて出してみましょう。できるだけ大きな声で、長い間声を出すことを意識してください。
この発声練習を毎日続けることで、裏声が安定して出るようになります。
■基本練習法2:地声の一番高い音をキープする
裏声で話せば、誰でも高い声で会話はできます。でも裏声での会話は、どうしても不自然になってしまいます。ちょっとロリ系のアニメ声しか出ないというのも裏声の特徴です。また喉の筋肉を使うので、喉を痛めてしまう原因にもなるでしょう。
練習するべきは、地声の中でも一番高い音をキープすることです。でも実際は音が自分でもつかめずに難しいと感じるでしょう。そこで行うのは裏声の音を少しずつ低くして、地声と裏声の境界線をなくしていくことです。
裏声の中で一番低い音であり、地声の中で一番高い音であるポイント。ここを上手く出せるように音域の発声練習をしておきます。地声から裏声までを「あいうえお」で上げていき、境界線のところをキープするのです。
あとは抑揚をつけた時に、地声と裏声を行ったり来たりスムーズにできるようにしておくと不自然さがない女声が身に付きます。
■基本練習法3:表情や身振り手振りを練習する
女性と男性で会話している時の表情や仕草を観察してみましょう。男性はあまりトーンや表情を変えずに淡々と話す人が多いです。それに比べると女性は、抑揚があり表情も豊かです。さらには会話内容によって、身振り手振りも加わります。
声は耳から入る情報の他に、目から入る情報も重要になります。女声であっても淡々としているとあまり女性らしさを感じません。反対に少し声が低くても、表情が豊かで身振り手振りもついていると女性らしさを感じます。
楽しい話をする時は、とても楽しそうに。驚いた話をする時は、声を大きくして目を広げて。悲しい話をする時は、悲しそうな表情で目を伏せて声のトーンや声量を下げて。
ドラマの主人公が物語を演じているイメージで会話をする練習をしましょう。最初はお芝居だと思ってください。お芝居を続けているうちに、自然と身に付き女声らしくなれるでしょう。
女声の練習法~テクニック3選
続いては女声の練習法テクニック編です。女声の練習法には有名な3つの方法があります。今回はこのメジャーな方法をテクニック編として紹介していきます。
どの方法もゴールは同じです。ただ行き着くまでには向き不向きがあります。自分に向いている方法を探してみてください。
■テクニック練習1:メラニー法
メラニー法を考案したのは、アメリカのメラニー・アン・フィリップス氏です。メラニー自身が性同一障害であり、女声になるべく開発したのがメラニー法となります。
メラニー法は、喉ぼとけを使わずに声を出す方法です。喉を細くすることを意識して声を出すことで女声らしさを出します。
① 自分の裏声を下げていくと、あるポイントで地声に代わります。このポイントをスポットと呼びます。スポットの位置を確認して維持できるようにしましょう。
② スポットで声を出している時は、喉を引き締めています。その状態で空気を漏らすように声を出してみましょう。
③ そこから急に声が切り替わるように女声になります。
イメージとしてはうがいをする時の喉の形です。うがいをする喉の形で鼻にかかった高い声を出してください。正しくできているかどうかは、下の声帯のみが震えているかどうかを確認してください。上の声帯も震えていたらメラニー法は正しくできていないでしょう。
■テクニック練習2:囁き法
囁き法は、一番わかりやすく練習のできる方法です。
①コソコソと囁くように内緒話をするイメージで声を出します。発声するというよりは、会話をする方が練習になります。一人の場合は、本を囁くように朗読してみると良いでしょう。
②そこから少しずつ声量を限界まであげていきましょう。もう声量をあげると声が出ないというところまできたら、少しだけ音域を下げてください。
③これを繰り返しおこない限界点を出し、この声のまま会話ができるように練習をしていきます。
何度も繰り返すことで限界点まで簡単にたどり着きます。あとはその限界を保って会話をすることを繰り返してください。
■テクニック練習3:カエル法
カエル法は、その名の通りにカエルの声を真似て練習する方法です。ただカエルの声がイメージにないという人も多いかもしれません。
カエル声とは言葉にすると、鼻にかかった平たい音です。「Apple」のAの発音が近いイメージです。この音を出しながら、キーを高くしていきます。喉を絞るようにして音を高くしていく練習をすることで、女声を取得することができます。
まとめ
女声の出し方と練習方法は、どれも簡単なものばかりです。ただ1日で女声になれるわけではありません。大切なのは持続することです。日々練習を続けることが女声を取得する最大のポイントです。
ダイエットで体型を変えるのと同じように、声質も日々の努力で変えていくことができます。諦めずにコツコツ練習を続けて、あなたらしい女声を手にしてください。
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