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ガマン汁とは何?精子との違いや妊娠の確率を徹底解説!

ガマン汁とは何?精子との違いや妊娠の確率を徹底解説!

あなたは“ガマン汁”について知っていますか? セックスの際に目にすることはあっても、その役割や正体についてはほとんど知らないという人がほとんどかもしれませんね。 今回はそんな“ガマン汁”について、成分や性質、役割はもちろん、精液との違いや“女性のガマン汁”と呼ばれるものの謎に至るまで詳しく解説していきます。


セックスの最中、勃起した彼のペニスの先からにじみ出る透明な液体を目にしてビックリした経験はありませんか?

経験が少ないうちは、それが何なのか分からずにおしっこと勘違いしてしまうなんてことも……。
経験を重ねた女性であったとしても、ガマン汁と精液との違いがイマイチ分からず、避妊について不安を抱えたままセックスをしているという人が少なくありません。

実際のところ、“ガマン汁”は精子ともおしっことも違うものなのですが、ではそれがどのようなものなのかというと、残念ながらほとんど知られていないのが現状です。

今回は、そんなガマン汁とはいったい何なのか、性質や成分はもちろん、精液との違いや妊娠との関わりに至るまでを徹底解説していきます!

ガマン汁とは何?

女性がガマン汁を目にするとき――そのほとんどはセックスにいたる愛撫の最中なのではないでしょうか。
フェラチオをしようとふと見てみると彼のペニスから透明な液体が漏れ出ていた――そんな経験をしたことがあるという人も少なくないのでは?

この、一般的に“ガマン汁”や“先走り汁”と呼ばれているもの。この物質は、正式名称を『尿道球腺液(にょうどうきゅうせんえき)』といいます。
ウィリアム・カウパーというイギリスの外科医によって正式に発表されたことから、一般的には『カウパー腺液』、『カウパー氏腺液』として知られてはいますが、実際のところ、その存在自体はそれより以前から認知されていたと言われています。

この尿道球腺液は、尿道を通って排出されるため、おしっこや精液と間違えられてしまうことが少なくありません。
特に、性的に興奮している状態で現れるという性質から、『ガマン汁=薄い精液』と考えている人が女性のみならず男性の中にも多数存在しています。

けれども実際のところ、ガマン汁が尿道球腺で作られるのに対し、精液が作られるのは精嚢(せいのう)と前立腺です。精嚢と前立腺からの分泌液に、精嚢で作られた精子が若干合わさったものが精液の正体ですから、そもそも作られる場所からしてガマン汁と精液はすでに別物だと言えるでしょう。

そんな、本質的には精液とは違う物質であるガマン汁ですが、人の体内で作られる分泌物であることに変わりはありません。
ガマン汁にも、精液と同じく感染症のリスクは潜んでいます。

ガマン汁によって感染が考えられる主な感染症は、HIV、B型肝炎、淋菌感染症、クラミジア、梅毒などです。
膣でのセックスのみならず、オーラルセックスにおいても「射精していなければ大丈夫」という油断から取り返しのつかない事態を招かないとも限りません。
感染症のリスクがある相手とセックスをする際は、最初から最後まで徹底した感染防止策を講じる必要があると言えるでしょう。


このガマン汁がもつ大きな役割としては、

①粘性の性質によってセックスでの挿入をスムーズにする
②あらかじめ尿道にガマン汁を通過させておくことで精液の通りを良くする
③アルカリ性の性質により、酸性の尿道や膣内を精子が生存しやすいアルカリ性に中和する

などが指摘されています。



ガマン汁と精液の違いとは?

ガマン汁も、精液と同じく性的興奮や刺激によって分泌される分泌液です。

女性の立場から見てみると、ガマン汁と精液の見た目の違いは何となく分かるものの、詳しいことは知らないままセックスをしているというのが実情なのではないでしょうか。
いくら大切な彼の体から分泌されるものとはいえ、そんな得体のしれないものを見たり触ったり舐めたりしているというのはよく考えてみるととてもコワイことなのかもしれません。

では、そんな知っているようであまり知られていないガマン汁と精液の違いについて見ていきましょう。

見た目

ガマン汁
透明の液体。分泌量がごく少量の場合、おしっこと見間違えてしまうことも。


精液
一般的には乳白色の部分と透明の部分が混ざった粘性の強い液体。射精後の精液の一部が白く見えるのは、精液中に含まれるタンパク質によるものですが、時間が経つと「セリンプロテアーゼ」というタンパク質分解酵素の働きによってタンパク質が分解されるため、透明で水っぽい液体へと変化します。
また、射精直後から透明な部分の正体は精嚢腺からの分泌液です。



成分・性質

ガマン汁
“ガマン汁”は、男性が性的興奮を感じると分泌される弱アルカリ性で粘性のある液体です。

ガマン汁がもつ大きな役割は、酸性の環境に弱い精子の生存率を高めるため、基本的に酸性に保たれている男性の尿道や女性の膣内を中和し洗浄することです。
また、若干の粘性をもつことでセックスの際の潤滑剤としての役割を担っているとも言われています。

乾燥すると艶のある白色に変化するという性質をもっています。


精液
“精液”は、“精漿(せいしょう)”と“精子”から成る弱アルカリ性の液体です。

“精漿”は、前立腺から分泌される“前立腺液”と、精嚢からの分泌液である“精嚢分泌液”で構成され、精液中に含まれる精子は1%程度と言われています。

射精直後は強い粘性をもっていますが、これは、立ち上がったりシャワーを浴びたりといった射精直後の女性の動きに影響されることなく膣内に精液を留め、体外に流れ落ちることを防ぐという、受精を成功させるために非常に大切な性質です。
この粘性は射精後10~20分ほどで失われ、水のようなサラサラの液体に変化します。

女性の中には、コンドームなしでのセックス後、しばらく経ってから水のようなものが流れ出てきて焦った経験をしたことのある人が少なくないはずです。
この正体こそが、粘性を失って膣から漏れ出てきた精液なのです。

におい・味

♪ガマン汁
ガマン汁ににおいはほとんどありません。
口に入れるとかすかなしょっぱさを感じます。


♪精液
精子は、しばしば“栗の花のようなにおい”や“漂白剤のようなにおい”と形容されます。
味については人によって違いはあるものの、苦味や甘味、塩味のものが多いと言われています。
タバコを吸う男性の精液は苦いという説も。



ガマン汁で妊娠する確率は?

ガマン汁でも妊娠するのかどうか、気になる人も多いのではないでしょうか。

まず答えからお伝えすると、ガマン汁で妊娠する確率は『ゼロではない』というのが最も正確な答えになります。


そもそも、純粋な“ガマン汁”に精子は存在していません。
つまり、不純物のないガマン汁以外、何も膣内に侵入していない状態であるならば、妊娠の確率は『ゼロ』と言えるでしょう。

けれども実際のところ、ガマン汁の中に精子が混入することは珍しいことではありません。
これは、精子が作られ排出される過程によるものです。
精巣で作られた精子は、射精に備えて前立腺の後ろ側にある精管膨大部という場所に蓄えられているのですが、この精子が、しばしば射精に至る以前に尿道へと漏れ出し、ガマン汁に混ざって排出されることがあるのです。

精子がほんの一匹でも膣内に侵入すれば、その時点で妊娠の可能性は『ゼロ』ではありません。
妊娠を望まないのであれば、ガマン汁が出る前にコンドームを装着することが基本です。

とはいうものの、確実にコンドームを装着していたとしても気をつけなければならないことがあります。
男性の中には、ガマン汁の量が極端に多い体質の人が存在しています。
こうした体質の男性の場合、セックスの最中に大量のガマン汁が出てしまい、滑ったコンドームがペニスから外れてしまうといったことが起こり得るのです。

いくら正しくコンドームを使用していたとしても、途中で外れてしまっては元も子もありません。
ガマン汁の多いタイプの人とセックスをする際は、コンドーム以外の避妊法を併用したほうが確実と言えるでしょう。

女性のガマン汁(愛液)って何?

“女性のガマン汁”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは、一般的には“愛液”や“ラブジュース”などと言われるものです。

男性のガマン汁と同じく、女性が性的興奮を感じたときに分泌されるものとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。

ここで、女性のガマン汁(愛液)について詳しく見ていきましょう。



成分・性質

女性のガマン汁の主な成分は、膣壁からの分泌液である『膣分泌液』です。
この膣分泌液は、『血漿(けっしょう)』という、血液から赤血球、白血球、血小板などを除いた液体であり、成分的には鼻水や涙と大きな違いはありません。

そこに、子宮頚管粘液やバルトリン腺液、スキーン腺液などが混ざり合ったものが“女性のガマン汁”と呼ばれているものです。

“女性のガマン汁”という言い方をすると、性的に興奮した状態でなければ分泌されないものと思われてしまうかもしれませんが、実はそうではありません。
女性の膣内は、“女性のガマン汁”=“膣分泌液”によって平常時にも常に潤いが保たれています。
この、膣内や外性器を乾燥から守るということは非常に重要で、

①繊細な粘膜や外性器を保護する
②膣内の老廃物や膣内に侵入した細菌の死骸を体外に排出する
③セックスの際に分泌量を増やすことによって潤滑剤として働く

という、女性の体を守る上で欠くことのできない役割を担っています。

女性のガマン汁とは、上記の役割のうち、

③セックスの際に分泌量を増やすことによって潤滑剤として働く

という役割がもつ特性によって名付けられたものと言えるでしょう。

一般的には透明な女性のガマン汁ですが、体調や疾患、食事、生理周期に関連したホルモンバランスの変化等により、色、粘度、手触りが変化すると言われています。

おりものとの違い

女性のガマン汁とおりものの違いが分からない、という人は多いかもしれません。

実のところ、『おりもの=平常時の膣分泌液』なのです。

妊活経験者だったり、自分の体について意識の高い人であればすでにご存じでしょうが、生理周期によっておりものの性質は大きく変わります。

生理直後の卵胞期には量も少なくサラサラしていて少し白っぽく見えることの多いおりものですが、排卵期を迎え排卵が近付いてくると分泌量が増えてゆき、次第に透明で粘り気の強いゼリー状のものに変化します。
排卵が終わると、一旦量が減って白っぽく伸びないものに変化し、その後再び量が増え始めて次の月経がスタートします。

おりものが増える、減る、という現象には、頸管粘液というアルカリ性の分泌液が大きく関わっています。
この頸管粘液こそ、排卵期におりものの量を増やしているものの正体で、膣内に射精された精子の運動を助け、妊娠へ導くという大切な役割をもっています。

人によって分泌量に個人差はあるものの、特別エッチなことをしているわけではないのに定期的に下着が濡れてしまうという人は、“女性のガマン汁”が原因なのではなく、この頸管粘液の分泌が活発なタイプだと考えられるでしょう。



分泌されるとき

先ほどお伝えした通り、女性のガマン汁にはセックスの際の刺激から膣内や外性器を守るという重要な役割があります。

AVなどでは、男性が強引に女性を押し倒し、荒々しく身体をまさぐりながら、あるいは挿入しながら

「もうグショグショじゃないか。本当は嫌じゃないんだろ」

などと言うシーンがよく見られますが、実はここに大きな誤解が潜んでいるということはあまり知られていません。


女性のガマン汁が、性的に興奮したときに多く分泌されるものだることはよく知られています。
けれども実際のところ、女性のガマン汁は、繊細な粘膜や外性器が傷つくことを防ぐため、性器への刺激を受けた際には性的興奮のあるなしにかかわらず反射的に分泌されるものでもあるのです。

つまり、乗り気でないセックスであったり、極端な話、性暴力の被害に遭ってしまったような場面でも、女性のガマン汁はある程度分泌されるものなのです。

そんな事態が起きないことが一番ではありますが、知識のひとつとして、『濡れていた=性的に興奮していた=合意があった』とはならないということを覚えておくといいかもしれません。

とはいうものの、女性のガマン汁の分泌において、性的な興奮が一番重要な要素であることに変わりはありません。

セックスの際、多くの男性は女性を気持ちよくしなければというプレッシャーを少なからず感じているものです。
そんなときも、女性の股間から大量のガマン汁があふれ出るのを感じることで、「女性を満足させている」という自信をもって男性はセックスに没頭することができるのです。

彼とのセックスの最中に股間からあふれ出るガマン汁を感じたときは、ぜひ彼に「興奮してるの」と囁いてみましょう。
お互いの性的興奮が高まって、より刺激的で気持ちいいセックスができるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?今回は、男女の“ガマン汁”について解説してきました。

“ガマン汁”は、尿道から分泌されるものではありますが、“精液”や“おしっこ”とは似て非なるものです。そして、“精液”や“おしっこ”がそうであるように、“ガマン汁”にも独自の重要な役割が与えられています。“ガマン汁”を正しく知ることで、より安全で楽しいセックスライフを楽しんでいきましょう。

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