窒息プレイとは？やり方とハマると危険な理由6個

本記事では便宜上『首を締める行為』のことを『窒息させる』と表記しておりますが、本来の窒息の意味である『致命的な酸欠状態に至るまで酸素を断つ』という意味合いではありません。あらかじめご了承いただきますと共に、細心の注意のもと、良識の範囲内でお楽しみください。

窒息プレイをご存知でしょうか？ノーマルプレイで満足している方は、初めて耳にするかもしれません。窒息プレイは、ごく一部の男女から支持されているプレイで、道具や手を使い、首を締めて気持ち良くなります。

特にSM好きのカップル達の間では人気があるプレイです。「息苦しさが凄く気持ちいい！」「窒息するとアソコが締まって気持ちいい！」といった意見が多く、窒息プレイを体験するとハマるカップルも少なくありません。

ただし、気持ち良く中毒性がとても高いプレイのため、度を過ぎて窒息死に至ったというケースも残念ながらあります。

そんな死の危険性すらある窒素プレイですが、何故ハマってしまうのでしょうか？窒息プレイのやり方・危険性等をまとめました。

窒息プレイとは『窒息させるように（本当に窒息させるわけではありません）あえて首を絞めて快楽を得る』行為です。基本的に首を締めることが出来るのであればどのような手段を使っても構いませんが、すぐに解くことが出来ること、相手の顔や表情が確認出来る事が最低限必須です。
窒息プレイで使われる代表的な道具は、紐、ネクタイなどです。海外のカップルは道具を使わず手でソフトに行うことが多いようです。

窒息プレイは息苦しさがある反面、強い快感を得ることができるのが特徴です。酸欠すると脳へ一時的に酸素がいかなくなり低酸素状態になります。もちろん個人差が有るはずですが、低酸素状態はフワッとした高揚感を感じます。
感情や性的興奮、快感が高まり、普段と違う喜びが味わえるようです。

窒息プレイは主にSM好きのカップルがすることが多く、『Sは首を絞める役』『Mは首を絞められる役』になり、プレイを楽しむのが一般的です。

でもM同士のカップルの場合は、2人で同時に窒息プレイが楽しめるように工夫します。2人で一緒に長い紐を首にくくり、どちらか一方が頭を後ろに引っ張ると首が絞まるようにして、窒息プレイを交互に楽しむというのがお手軽な１つの定番のようです。

窒息プレイ好きのカップルのS側は、息苦しそうな様子や、呼吸ができなくて苦しんでいる姿を見て、征服感や気持ち良さを感じます。

Sはパートナーの首を絞め、パートナーの反応を見ることで気持ち良くなるのが特徴です。パートナーは息苦しさから顔を赤くし、目はうつろ、次第に呼吸が浅くなります。窒息プレイの内容や、首を絞める力加減によっては、あまりの苦しさに身体をじたばた動かす方もいますが、Sにはたまらない光景です。

Mは窒息プレイの息苦しい感覚が、性的に興奮するため気持ちいいと感じます。特に痛みよりも苦しい方が感じるMにとって、窒息プレイは病み付きになるほど気持ちいいです。

窒息プレイが気持ちいい理由は、他にもあります。窒息プレイは短時間で快楽を得ることができるのが特徴です。また中毒性も高く、窒息プレイばかりするカップルも少なくありません。

またその他のケースとして、精神的に弱い方は窒息プレイをして、息苦しさを感じることで自分が生きていることを実感するという場合もあります。

またこれは危険なケースですが、次第に窒息し「もしかしたら死ぬかもしれない」という感覚が、快感へと変化し、窒息プレイにハマる方も少なくありません。が、これは危険な事故を引き起こしやすい例です。

窒息プレイは首を絞めることができれば、プレイとして成り立ちます。そのため体位やシチュエーション等は問いません。水中に顔をうずめがらプレイをする等、カップルで相談して気持ちいい窒息プレイをしましょう。

窒息プレイにおすすめの体位は、正常位です。正常位は窒息プレイがやりやすく、オーソドックスな体位でもあります。

正常位での窒息プレイは双方にメリットがあります。首を絞めるSは体重を乗せやすいため、強めに首を絞めて窒息させることができます。さらに窒息して苦しんでいるMの表情も、じっくり観察しながらプレイを楽しめるのも醍醐味です。

首を絞められるMは、Sの顔を見ながらプレイができます。息苦しく意識が遠のきながらも、窒息プレイで感じているSの表情を見ながら、気持ち良くなれるのがポイントです。

顔面騎乗位で窒息プレイを楽しむのもいいでしょう。仰向けになっている男性の顔の上に、女性が跨り性器を擦り付けます。性器で男性の鼻と口を押し付けしっかり窒息させるのがコツです。

ただし男性の顔や窒息している状況がわかりにくいため危険も伴います。女性は時々、冷静に様子を見極めながらプレイをしましょう。

「窒息プレイについて」や「窒息プレイが気持ちいい理由」を読み興味が湧いた方もいらっしゃる事と思います。しかし、そのプレイの過激さ故に『それなりのリスク』があります。

窒息プレイにはどのような危険性があるのでしょうか？

窒息プレイはマンネリ解消や、新しい刺激や快感を求めているカップルには、最高のプレイと言えるかもしれません。特にSMプレイ好きのカップルにはたまらないでしょう。窒息プレイを時々する分には問題ありませんが、毎回窒息プレイをするのは危険です。

窒息プレイは、ドラッグのような中毒性があります。朦朧とした意識の中で快感を感じる事で本能的に記憶に喜びが残りやすいという分析を行っている方もおり、実際その説明に納得している愛好家もいらっしゃいます。

また回数を重ねる事で中毒になり依存するケースも多いようです。窒息プレイ中毒や依存症を避けるためにも、実施は適度にしましょう。

窒息プレイは性的快楽を求めて窒息を楽しむプレイですが、中毒性や依存性が高くなります。窒息プレイにハマり、窒息プレイをしたいという、強い欲求に駆られる方は、精神疾患かもしれません。セックス中毒という言葉があるように、窒息プレイ中毒もあります。

窒息プレイ中毒の症状は個人差があるため一概には言えません。例えば『四六時中、窒息プレイのことが頭から離れない』『性欲というよりも、窒息プレイをしたい欲が強い』などの思考や症状は、危険なサインと言えるでしょう。

例えば通勤や仕事中に我慢できなくなり、トイレで自分で自分の首を絞めてオナニーする方もいます。日常生活の支障をきたすレベルになると、精神疾患かもしれません。

窒息プレイにハマると徐々にエスカレートし、首を絞める力加減がわからなくなり、必要以上に力を加えてしまうこともあります。特に首を絞めるS側は注意しましょう。

Mは首を絞められて気持ち良くなり、Sは首を絞められて苦しんでいるMの姿を見て感じるのが窒息プレイです。「凄く感じているのか？」それとも、「本当にツラくて苦しんでいるのか？」という判断がSにはつきにくく、さらにSにとっては紙一重に見えます。

窒息して苦しそうにしているMの姿に性的興奮し、さらに強い力で首を絞めることもあるでしょう。窒息プレイの主導権を握っているのはSです。頚動脈を締め過ぎて窒息死させることもあります。力加減は命にも関わるため、窒息プレイをする前に2人で相談して決めてから、プレイを楽しみましょう。

例えばプロレスのように『本当に苦しい時はタップする』など、ルールを決めておく事がオススメです。

窒息プレイは性的に興奮して気持ちいいとは言え、故意に窒息させることは、それなりのリスクがあります。窒息プレイをやり始めた頃は慣れていないこともあり、注意しながら行うカップルも多いです。（むしろそうすべきでしょう）

窒息プレイに慣れてくると鼻や口をおおう事で窒息させるケースもあります。

窒息死することを避けることができても、毛細血管が破れて内出血した症例もあるため、特に女性は注意しましょう。何故なら窒息プレイで顔が内出血すると、顔中に斑点が出ることもあるからです。一時的な斑点ならまだいいですが、時間が経っても斑点が顔に残り続ける方もいます。

窒息プレイに慣れると窒息時間を長くするカップルも多いでしょう。窒息プレイは様々なリスクがあるとわかっていても、快楽に負けてしまうカップルは後を絶ちません。また『パートナーに合わせてあげたい』という気持ちから無理をしてしまうケースも多いです。

窒息プレイは一時的に、脳へ酸素を送り込むのをセーブし低酸素状態にします。通常であれば正常に脳へ酸素が届きますが、窒息させて低酸素状態にすると脳細胞が少なくなり、生活に様々な支障をきたす可能性があることを理解しましょう。

脳細胞が少なくなると失語症、健忘症、痴呆等の症状が表れるリスクが高まります。今は失語症等の症状が現れていなくても、将来的に様々な症状が現れることもあるかもしれません。

窒息プレイは特殊なプレイであり、一線を越えれば窒息死することがある大変危険なプレイであることを決して忘れてはいけません。窒息プレイをしている限り、死と隣り合わせです。

ニュースで窒息プレイで死亡した症例は、あまり取り上げられることはありません。でも実際には、行き過ぎた窒息プレイにより死亡した例は残念ながら世界中でいくつもあります。全くもって他人事ではありません。

お互い同意のもとで窒息プレイをしていたとしても、窒息死させたらそれは明確に殺人です。窒息プレイにハマると死亡リスクは高くなると肝に銘じましょう。

窒息死する可能性がある窒息プレイですが、刺激や快楽を求めているカップルには魅力的でしょう。ただし故意に窒息させることは、脳に悪影響を及ぼすこともあります。また中毒性や依存性が高いため、適度に行いましょう。

窒息プレイは気持ちいいですが、リスクがあるため「絶対に窒息プレイをした方がいい」とは、言い切れません。様々なことを理解した上で楽しみましょう。