男性の中には、世間一般的な快楽だけでは物足りず、さらに強烈な快楽や刺激を得たいと思っている人も少なくなく、そういった場合趣向に合った過激なプレイを模索しますが、性器自体にピアスを開けてしまうという方もいます。
ファッション的な要素として取り入れる方も多いですが、特別な快楽を得ることができたり、女性も気持ちが良くなれるプレイも楽しめるようです。ここでは『ペニスにピアス』をさまざまな角度で追っていきます。
ペニスにピアスを付けるのは快感?
ペニスにピアスを開ける事で得られる快感というのはどういったものなのでしょうか。
ペニスは繊細で敏感な箇所ですので、針を刺すとかなりの痛みを伴うと言われており、忘れられないトラウマになる人もいるようです。どの部分に穴を開けるのかによりますが、竿部分ではなく、亀頭にペニスを差し込む時、特に激痛が走ります。
初期の痛みが引いた後も、刺激を与える事で痛みを伴う事もあるようですが、その痛みと同時に快楽刺激を味わえる体質の方がいらっしゃるようです。ただし全ての方に当てはまるというわけでなく、残念ながらむしろ少数派のようです。
ペニスに穴を開けて付ける方法
ペニスへのピアッシングは専門のクリニックや、信頼できる専門家の元で行ってください。
ペニスに穴を開ける際、基本的にどういった方法で開けているのか解説していきます。クリニックでどのような事が行われるか、あらかじめ確認しておくことをオススメします。
■①ピアスが使えるか確認
そもそも、ペニスにピアスを開ける場合、そのピアスが使えるかどうかを確認する必要があります。金属アレルギーがある方もいますし、合わない事で大出血や機能不全になる可能性も否めません。
まずはカウンセリングからスタートし、さまざまな説明を聞いて最終的に穴を開けるか、また問題が無いかを双方で検討します。
太いファーストピアスなどは処置後に出血量が多く、さらに『キャプティブビーズリングタイプ』のピアスの場合は、その後自分ではつけ外しはかなり難しいと考えてください。こういった部分を理解して、先に進むかを決めましょう。
■②貫通させるための準備
ペニスに穴を開ける前に麻酔を打ちます。ある程度の痛みを伴うため麻酔をかけてからではないと、耐えられない場合もあるからです。亀頭に縦に刺すか、横に貫通させるか、穴のスタイルは思いの外自由です。メリット・デメリットなども詳しく説明してもらえますので、担当の医師と相談しましょう。
■③ニードルの刺し方
消毒されたニードルや専用機器を貫通させます。
麻酔が切れるにつれてかなりの痛みを伴い、また直後は出血が多くあるという事を覚悟しておきましょう。止血消毒を行いその後ピアスを差し込みます。ピアスの大きさによって止血に手間がかかる場合もあります、慌てず医師の指示の元、安静にしましょう。
ペニスにピアスを付けるときの場所6つ
前述したように、ペニスにピアスを開ける場合、どの部分に装着させるかをあらかじめ考えておく必要があります、また医師と相談する必要もあります。むやみに開けてしまうと、傷が残ったり、機能不全を起こすことがあります。初心者はまずは医師の指示の元、オーソドックスな箇所を選びましょう。ここからは、ペニスにピアスを付けるときの場所を6つ紹介していきます。
■①亀頭の縦部分
亀頭の縦部分を貫通させる際に利用されるピアスは『アパトラビア』と呼ばれます。アパドラビア・ピアッシングは『亀頭を上から下まで完全に垂直貫通させるスタイル』です。
尿道を貫通させるためかなりの痛みを伴います。また、勃起時の膨張に対応するためバーベルは長めのものを使うことが多く、最大で10cmを超えるものを使用する『強者』もいらっしゃいます。
使用するサイズは尿道の大きさにも関連しますので、サイズアップさせたい人は必ず医師に相談すべきでしょう。
■②亀頭の横部分
亀頭を横に貫くタイプもオーソドックスなペニスピアスのひとつです。縦のタイプと似た名前で『アンパラング』と呼ばれ、そのピアスを利用することを『アンパラング・ピアッシング』と言われています。
こちらも尿道を通るように開けられることがほとんです。単体で『アンパラング・ピアッシング』を行う方が多いですが、中には縦の『アパドラビア・ピアッシング』を組み合わせてピアスを利用する、『マジック・クロス・ピアッシング』で楽しむ方もいます。
■③亀頭のカリ部分
亀頭のカリ部分にもピアスを開けることができます。ここに付けられているピアスはダイドーと呼ばれており、こちらもペニスにピアスといった類いではオーソドックスなタイプです。
亀頭の隆起の中央にピアスを置くのが一般的ですが、人によってさまざまなアレンジがなされており、その限りではありません。ちなみに、このダイドーピアスを亀頭に入れた場合『王冠』という通称で呼ばれるようです。
陰茎の先端部分と繋げているバーベルの長いタイプは『ゼファー』や『ディープダイドー』などと呼ばれ人気です。ヴィジュアルが良いことから、比較的ファッション目的で使用されていることが多いピアスです。
■④尿道口から亀頭上部
尿道口を入口に、そこから亀頭の上部に突き抜けさせるやり方もあります。この場所に使用されるのが『リバースプリンスアルバート』というピアスになります。
陰茎の外側から、尿道口に向けて貫通させるやり方もあり、この時に利用されるのは『プリンス・アルバート・ピアッシング』なのですが、逆向きであるため『リバースプリンスアルバート』と呼ばれます。
丸いリング状の『カーブド・リング』と言われるものを装着することが多く、やや太めのアイテムが多いことから男性的で力強い印象を与えるピアスとして人気を博しています。
陰茎を保護するために広まった、という説がありますが、そのはっきりとした起源は分かっていません。
■⑤陰茎の根元部
陰茎へのピアッシングでは先端部分、特に亀頭にピアスを開けるのが人気のスタイルですが、根元部分に入れることもできます。根本であるため女性も同じ箇所にピアッシング可能なため名称は男女で別れており、男性の場合『ピュビック・ピアッシング』と呼ばれます。
亀頭や尿道に穴を開けるよりは痛みが少なく、初心者にはオススメと言われている性器ピアスとなります。
しかし、拒絶反応が出る確率が高く、医師と相談しながら装着するか否かを考える必要性があり、また装着した場合も慎重に経過を観察する必要があります。
セックス中は女性の陰核を刺激することが可能になるため、女性を喜ばせたい方に人気です。
■⑥陰茎の裏側
陰茎の裏側にもピアスを入れることが可能です。この部分に活用されているピアスは、箇所を問わず総称して『フレナム・ピアッシング』と呼ばれていますが、さまざまなスタイルが存在しており、それぞれ箇所や好みによって付けられているピアスの種類も変わります。
例えば、平行に何個も並べられるピアスの場合は『フレナム・ラダー』と呼ばれています。陰茎と陰嚢の境目に開けられる『ローラム・ピアッシング』、そして会陰部に入れる『ギーシュ・ピアッシング』は人気が高いです。
ペニスにピアスを付けたセックスの楽しみ方3つ
ここからは、ペニスにピアスを付けたセックスの楽しみ方を3つ紹介していきましょう。
■①引っ張って痛みと快楽を味わう
ペニスにピアスが付けられている場合、その形状によっては引っ張ることが可能です。もちろん、無理に引っ張ってしまうと強烈な痛みを伴いますが、適度に行えば、痛みとともに快楽を得ることも可能です。
例えば、フェラチオをしている最中に口で引っ張ってもらったり、手コキ時に引っ張ってもらうなど、気持ち良さと独特の痛みが共存してヤミツキになります。
しかし、無理をしない事と、パートナーも無理に引っ張ることはやめましょう。
■②クリトリスに刺激を与える
一般的にペニスにピアスをした場合、普通の性行為時に女性がより強い快楽を得られると言われています。ピアスの開けている部分、さらにピアスの種類によってはリング部分がピストンする度にクリトリスに当たることがあります。
ピアスの箇所によっては突けば突くほどに、リングがクリトリスを刺激するため、女性は両方を攻められているような感覚に陥ることができます。
■③Gスポットを刺激する
ペニスの上部部分、カリ部分などで突起しているタイプのピアスをしている場合、挿入時に膣内の壁面にリングが当たるようになります。
女性のGスポットは奥部だけではなく、膣内の上壁部分に存在しているため、普通に挿入をしているだけなのにもかかわらず、女性は常にGスポットを刺激されている状態になります。
男性にとっても、女性が強い快楽を得られることで膣内が引き締まるため、ピアスによる圧迫でペニスに快楽刺激が与えられます。ペニスにピアスをつけるだけで、双方にメリットがあるため『見た目のアウトローさは好みでないが、ペニスピアスを検討する』という方も多いようです。
ペニスにピアスを付けるときの注意点3個
基本的にはペニスはピアスを開けるのに適した場所ではありません。古来からそういった文化がある国や部族もあるようですが、日本では一般的な行為ではなく、また知識無く処置をしてしまうと怪我や本来の機能に影響を与えてしまう恐れがあるので注意が必要です。ここでは、ペニスにピアスをつける際の注意点について紹介していきましょう。
■①金属アレルギー
ペニスに限ったことではありませんが、金属アレルギーは必ず確認しておきたいポイントです。金属が触れてかぶれるだけでなく、陰部内で金属による炎症が起きると機能障害の可能性も出てきてしまいます。自身の金属アレルギーに気づいていない方もいらっしゃいます。まずは必ず医師に相談してから、実施について検討しましょう。
■②感染
ピアスによる、何かしらの細菌感染なども可能性はゼロではありません。衛生的な状況でピアスを開けられれば良いのですが、自宅で施術を自己流で行った場合、不衛生な状態で細菌がペニスに入ってしまう可能性があります。
機能障害にならぬよう必ずクリニックで施術しましょう。
■③出血が止まらない
ペニスに傷をつけるわけですから、当然出血があります。ピアスを開ける場所、ピアスの種類によっては5日間程度は出血が止まらないケースもあります。
また、出血が止まらないと機能障害が起こることもあるので、必ず正しく止血しましょう。
まとめ
ペニスにピアスを開ける方法や注意点、種類などを紹介してきました。ペニスに穴を開けるのは、当然ですがかなりのリスクが伴います。今後、実施を本格的に検討している方は、必ず専門のクリニックなどに相談の上、安全を確保して実施しましょう。
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